
インターネットや携帯電話の普及に伴い、性行動の低年齢化が急激に進んでいます。その結果、10代での望まれない妊娠・人工妊娠中絶・性感染症が増加しており、学校での性教育の有り方が問われています。
学校教育を管轄しているのは、いうまでもなく文部科学省であり性教育への指導要領をきめているのも当省庁なのです。文部科学省の指針としては、小学校で初経・精通、中学校では受精・妊娠、高校では性交・避妊という段階的な教育方針を掲げていますが実際には保護者などからの行き過ぎた性教育を慎んでほしいとの要望も多く、あくまでも指導方針に関しては学校単位の判断としています。
当然、学校側としても保護者からの抗議を懸念し行き過ぎた性教育を自粛しているのが現状だといえるでしょう。このように先進国として日本の性教育は諸外国よりも格段に遅れており、いざ性行為に及ぶ際に避妊という最も必要な知識がないまま妊娠そして人工妊娠中絶という最も恐れている結果へと繋がっているのではないでしょうか。
当然ですが、性教育の指導は学校だけの問題だという考え方はまったく無粋な考え方であり、家庭での性教育にも大きな問題があることはいうまでもありません。
性行為が低年齢化している現状に見合った性教育がなされていないこと、性行為の正しい方法や避妊具の使用方法の説明が不十分であること、このように子供たちが本当に求めている性への知識と、学校や家庭で教えてくれる性教育がかけ離れていることなどが10代での妊娠や性感染症者の増加に拍車をかけているのではないでしょうか。